2009年9月23日水曜日

ゴールデンスランバー

¥ 1,680
ケネディ大統領暗殺時のオズワルドを下敷きに、日本でも同じことが起きたら・・・というストーリー。

色んな伏線が綺麗にまとまってくるところが気分良い。でも権力が本気になったときの怖さ恐ろしさが拭えないので、読後にも気持ちの悪さは残ります。

プリンセス・トヨトミ

¥ 1,650
大阪市役所の検査に向かう三人の会計検査院職員。監査対象になった「OJO」が実は大阪国のことで、豊臣秀吉の末裔を守っていた。末裔が危機に陥ったとき大阪国の男達が立ち上がる・・・というような物語。

大阪国の秘密は父から息子へと受け継がれていて、「大阪国」って荒唐無稽だけど、親父が言ったんだから信じる。というあたりで、女性読者はちょっと理解しないかも。
アイディア面白いけど、裏付けはノベルズっぽかった。

武士道エイティーン

¥ 1,550
高校剣道で磨き合う二人の女の子の物語。シックスティーン、セブンティーンときてエイティーン。今回は周りの人達のエピソードが多かったです。

相変わらず清々しい感じで良いです。高校時代を描くときは、男性作家は女性を、女性作家は男性を描くと清々しくなるのではないかという気がします。実は内面にあるドロドロした部分を思春期の異性には感じないから。

2009年9月13日日曜日

少年メリケンサック

レコード会社の新人発掘部に勤務する宮崎あおいが「見つけた!」と思ったパンクロックバンドの映像。本人達に会いにいくと何故かおっさんで、映像は25年前のものであると判明。だめだこりゃと思ったところに社長から「映像をWebで流したら大反響。全国ツアー決まったから」の電話で引くに引けなくなり、ライブハウスで演奏してみたら・・・という話。

宮崎あおい演じるキレキャラ良いです。とても可愛い。

ラブ・アクチュアリー

英国で展開される幾つかのラブストーリーを、絡ませながら同時並行で見せていく作品。英国首相の恋、社長と秘書の不倫、情熱的なデザイナーへの片思い、学校のアイドルの気を惹きたい男の子、言葉の通じない作家とメイド・・・等々のエピソードが詰まってます。

非常に良かったです。恋人と見ると良いと思う。
そして僕は作家とメイドのエピソードが好きでした。

ラブファイト

幼なじみの女の子にいつも守ってもらっていた男の子が、その女の子に勝って自由になるんだ!とボクシングを習う話。

最初スカッとしてるんですが、途中からジム会長の大人の事情エピソード絡まってきて、なんだかなあというところもあった。
あとは予想通りのストーリー展開。普通な感じ。

北乃きいの格闘シーンは良くできてる。

ぼくたちと駐在さんの700日戦争

田舎町にやってきた駐在さんに、罪のない悪戯を仕掛けては楽しむ高校生。でも、駐在さんも大人げなくやり返すので、段々と両者エスカレート。そんな中なかよしの子供が入院してしまい「花火大会の花火が見れなかったら手術受けない」と言うものだから、最大の悪戯作戦が開始。という話。

ジェミー役の冨浦智嗣すごいと思った。
あとは、まあ、普通に面白い。